設計(図面提供)、展開図制作、抜き、成型加工、曲げ加工、溶接加工、仕上げ加工(表面処理)、組み立て、検査
株式会社アルカディアは設計から板金加工、電気設計、配線、そしてシーケンス制御まで、一貫製造を行い、お客様に完成品を提供しています。
当社は1983年に創業し、創業期は電気機器の製造に特化していました。当時、板金加工については協力会社に依頼していましたが、1990年に板金部門、工場を新設し自社で板金加工も開始しました。その結果、当社では板金加工に加え、それに関連する電気設計、配線、シーケンス制御までをも含む制御盤や音響機器などを手掛ける、幅広い製造サービスを提供できるようになりました。
試作などの1個から2~10個の小ロット製造、~30個の中ロットまで対応可能です。
アルカディアの得意分野
最大サイズ2,400mm×1,200mmまで対応
株式会社アルカディアでは、最大サイズ2,400mm×1,200mmまで対応可能です。また、取り扱う主な材質は鉄、ステンレス、アルミニウムになります。
材質 | 対応可能な厚さ |
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鉄 | 0.5mm~12mm |
ステンレス | 0.05mm~6mm |
アルミニウム | 0.8mm~5mm |
音響機器・制御盤・安全装置などを一貫生産するからこそ、短納期で無駄がない
当社最大の強みは、製品の設計から板金加工、溶接、組み立て、電気配線、シーケンス制御まで、全行程を社内で一貫製造し、完成品をお客様に直接お届けできることです。全ての工程を社内で完結させることで、製品製造に関わるリードタイムが短縮されると同時に、複数社に依頼するよりもお客様の管理の手間を減らすことが可能です。
「いつまでに製品が必要か」をお伝えいただければ、納期に合わせて完成品を納入します。もちろん全ての工程だけでなく、板金加工のみ、電気配線のみといった工程毎の発注もお受けいたします。
お客様のアイデアやイメージをカタチにする設計部署
試作初期段階で製品の仕様が未確定で、図面やサンプルがない場合や、お客様がアイデアやイメージを持っていても、それを具体的な図面に起こすことが難しい場合に、当社にて図面を作成し、製造することも可能です。
これまで、音響機器メーカー様からプロジェクターやスピーカーなどの音響機器を天井や壁に取り付けるための金具や、建設メーカー様から工事現場で使用する駆動バッテリーの保護カバーの設計、製造に携わってきました。
塗装やシルクスクリーン印刷などの多彩な表面処理に対応
株式会社アルカディアでは板金加工や電気設計、配線に加え、その後の工程で必要となる表面処理やシルクスクリーン印刷についても、協力会社と連携しているため対応可能です。主に対応可能な処理内容は下記をご確認ください。
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焼付塗装、ウレタン塗装、粉体塗装
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メッキ加工
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彫刻
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アルマイト処理
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シルクスクリーン印刷
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ヘアライン加工
経験豊富な溶接技術者による、歪みが少ない美しい見た目と精度を実現
鉄は熱によって膨張や伸縮し、歪みを引き起こす性質があります。
これにより製品の外観が損なわれるだけでなく、土台への取り付けに問題が生じたり、ネジ穴の位置がずれたりすることで、製品の精度と品質に大きな影響を及ぼします。
そこで当社では製品の用途に合わせて、選択する溶接方法を柔軟に変えています。例えば、板同士を繋げることが重要な場合は、熱を多く加えない点溶接を選択し、歪みを最低限に抑えつつ、板を接合します。
一方で製品の気密性が求められる場合は、全周溶接を採用し、熱を逃がしながら確実に接合していきます。これらの判断を溶接専任の熟練工が随時行い、お客様からいただいた図面を読み取り、最大限の美しさと精度を提供できるよう努めています。
技術者一人ひとりが品質検査を行う管理体制
株式会社アルカディアでは、製造工程ごとに担当の職人が寸法を測定し、図面通りに製品が仕上がっているかを検査しています。納入前には改めて専任の職人が最終検査を行い、製品の寸法や外観面を二重チェックした上でお客様に納入しています。
その他にも全社的な活動として、個人の品質意識向上を促進するために品質会議を実施しています。一人ひとりが品質向上に向けた目標を立て、それを達成させるための具体的な行動計画を策定し、不良品の発生を事前に防ぐことに力を入れています。
職人が保有する技術・資格一覧
- 特級工場板金技能士 2名
- 一級工場板金技能士 3名
- 二級工場板金技能士 6名
- 二級電気機器組立て技能士 2名
- 半自動溶接技能者 3名
- ステンレス鋼溶接技能者 3名
- アルミニウム溶接技能者 2名